まとめ
物価上昇の牽引役立ったサービスに関する景況感が大幅に下落。
これにより為替は161.60⇒161.0とUSD安。米金利は10年が4.40%⇒4.33%に低下。
米国のインフレ鎮静化が見えてきた一方、景気の冷え込みが懸念される。
・6月米国ISM非製造業景況指数 48.8(予想 52.5、前回 53.8)
過去1年間で最低水準
この1年間で最低水準となった。
出所:ISM (Institute For Supply Management)
消費が滞り、在庫が積みあがっている危険性
特に注意すべき点は、総じて下落する中、在庫センチメントが上昇している点。消費が滞った結果、コンテナあるいは店舗に在庫が積みあがっている可能性が高まってきた。今期の小売企業の決算も悪いかもしれない。
出所:ISM (Institute For Supply Management)
7月4日の雇用統計は下方向の予測
ISM製造業・非製造業ともにEmployment の指数も悪化方向のため、明日7月4日の雇用統計も悪化方向が予測され、金利低下・円高が予想される。株式は金利低下を好材料と見るか、景気の冷え込みをリスク材料と見るか、反応が分かれると考えられる。
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