個人所得が巻き返し、物価がわずかに鈍化
2024年6月28日、米国PCEコアデフレータが発表された。
- PCEコアデフレータ(Personal Consumption Expenditure Core Deflater)
FRB(米国の中央銀行)に金融政策に影響する指標。今回わずかに鈍化が見られ、4.305%⇒4.268%と約0.040%の金利低下に寄与。とはいえ、現在の金利・株式・為替のシナリオに変化は無さそう。
- 5月PCEコアデフレータ(前年比) +2.6%(予想 +2.6%、前回 +2.8%)
個人所得が巻き返す結果。景気後退懸念は遠のく。
- 5月個人所得(前月比) +0.5%(予想 +0.4%、前回 +0.3%)
- 5月個人支出(前月比) +0.2%(予想 +0.3%、前回 +0.2%)
断定はできないが、所得と比較して支出が少ないのはコロナ貯蓄減少の可能性を示唆。
2024年5月 米国の個人所得・個人支出・物価上昇率の詳細
しかしPCEのChained (2017) dollarsの数値は巻き返している点から、まだ消費は底堅いと見る。
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