まとめ
物価高継続による金利影響が真っ先に懸念される小売。
そんな懸念を跳ね返す結果。AUD/JPY = 107.7 ⇒108.0に寄与。
・5月小売売上高 +0.6%(予想 +0.2%、前回 +0.1%)
反転基調して上昇トレンドに見えなくもない
結論付けるのは時期尚早だが、下降傾向から転換の可能性。
出所:Australian Bureau of Statistics
家財用具は下降傾向
食品は上昇傾向、衣服などは横ばいの推移を続けるが、家財用具は減少傾向にある。最近のオーストラリアは自然災害(特に洪水)が多発しており、保険料も高騰傾向にあり、流される危険性があるものを積極的に買う購買意欲も減っているのかもしれない。
出所:Australian Bureau of Statistics
中央銀行の利下げ見送りの後押し材料
6月に欧州・カナダの利下げが実施される中、豪州は利下げを見送った。もし小売が落ち込めば金利を緩める世論が高まる危険性があったが、結果的には中央銀行の判断を後押しする材料になった。
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